中東ビジネス最新情報 ・2017年10月5日

実証実験の場に最適? ドバイでドローンタクシーのテスト飛行を初実施

2017年9月、Sheikh Hamdan bin Mohammed皇太子が見守る中、UAEのドバイ政府がドローンタクシーの初めてのテスト飛行を実施しました。
本テストは、操縦士のいない航空旅客輸送サービスのテストで、ドローンは上空200mを5分間にわたって旋回しました。

この空飛ぶタクシーを開発したのは、ドイツ企業のVolocopter社で、ドバイの道路交通庁(Road and Transport Authority, RTA)との共同で本テスト飛行が実現しました。
Volocopter社はドバイでの実証後、5年以内に操縦士のいないドローンを実用化する計画を明らかにしており、将来的にはUBERのように、利用者のスマートフォンアプリから近くのVolovopterをVoloport(Volocopterの離着陸場)へ呼びだし、目的地へ連れていくような運用になる構想となっています。


ドバイにおける無人ドローンタクシーのテスト飛行の様子
(出所:Dubai tests drone taxi service | BBC NEWS





ドバイは、2030年までに旅客輸送の25%を自動運転に移行させる等、都市のスマートシティ化を推進する計画を打ち出しており、ドローンとロボットはその中核となる技術と考えられています。
今回のプロジェクトの他にも過去の記事でご紹介した通り、ドバイで建設等に使われる地形データを、ドローンを活用して収集するプロジェクトも実施されています。
また、ドバイは積極的に海外企業へ実証実験のフィールドを提供しており、世界各地の高い技術力を持つ企業の実証実験場所の候補として有力視されています。

ksnコーポレーションでは、ドバイの投資受入庁(Dubai Foreign Direct Investment、以下、 ドバイFDI)と提携し、日本企業や日本の物品・サービスをよりドバイに普及させる活動を実施しております。
また、ドバイFDIとのチャネルを活用し、規制当局や国営企業にコンタクトをすることも可能です。

実証実験を実施したいが、適切なフィールドが無い、あるいは、ドバイのような高温多湿な状況での実証を行いたいという課題をお持ちの企業様に対しては、弊社のネットワークを活かした実証実験のアレンジ支援をご提供させて頂ける可能性がございます。
また、ドバイのスマートシティ化に寄与する可能性がある技術や製品、システム等を販売したいという企業様に対しても、現地での受容性調査や、代理店探索支援といったサービスをご提供させていただける可能性がございますので、ご興味がございましたら、是非一度お問合せください。




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