中東ビジネス最新情報 ・2017年8月10日

UAEの日本食が変わる?アルコールが検出された日本製醤油が輸入禁止に

ドバイでも愛用されているキッコーマン株式会社(以下、キッコーマン)の醤油のうち、日本で製造されたものについて、アルコール成分が基準値以上含まれているとして、2017年8月8日にUAEの気候変動・環境省(Ministry of Climate Change and Environment)によって輸入・流通禁止が言い渡されました。
また、すでに国内に流通している製品についても破棄が推奨される事態となっています。

今回の処置については、日本で製造されドバイに輸入されている製品に限定されており、その他の地域において製造された製品については、問題がありません。

本件については、新聞各紙のほか、ネットニュースやDubai Municipality(ドバイ市政庁)の公式インスタグラムでも投稿される等、非常に注目を集めています。
本件の注目度の高さから、改めて、日本食が現地の食文化に深く浸透しつつあり、醤油をはじめとする調味料類についても認知度が向上していることが伺えます。

ドバイ市政庁インスタグラム


ドバイ市政庁の公式インスタグラムにおける、本件に関する投稿(2017年8月10日時点)






今回の騒動を受け、UAEの気象変動・環境省は、現地で製造される、または現地に輸入される食品は安全であることを強調する声明を発表しています。また、UAE国内の関連機関と連携しながら、輸入食品については厳しい管理システムを構築し、リスク検証システムの一環としてラボテスト等を今後も継続し、消費者の健康リスク等が確認された場合には早急に通知を行うと発表しています。
(出所:https://www.moccae.gov.ae/en/media-center/news/8/8/2017/ministry-of-climate-change-and-environment-warns-of-japanese-soya-sauce-due-to-alcohol-content.aspx

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