UAEでプロのソーシャルインフルエンサーが登録制に? ~続報
Array以前、弊社のウェブサイトにて、「UAEでプロのソーシャルインフルエンサーが登録制に?ライセンスの取得が必要に」という記事を掲載しました。
こちらの記事では、UAEにおけるSNSの普及率や、ソーシャルインフルエンサーの活動について記載しました。
また、その中で、2018年3月以降は、ソーシャルインフルエンサーの活動にライセンスを取得する必要がある点について言及しましたが、この度、ライセンスの発行状況等について、情報が公開されました。
NMC(National Media Council)の最高幹部によると、2018年3月以降に個人のソーシャルインフルエンサーやオンラインメディア企業、ソーシャルインフルエンサーのとりまとめ事務所等に対して合計500以上のライセンスを発行したとのことでした。
ソーシャルインフルエンサーの活動に必要となるライセンスの取得料は、15,000AED(約45万円)で、毎年更新する必要があります。
ライセンスを取得せずに、SNSにおいてソーシャルマーケティング活動を行ったソーシャルインフルエンサーについては、最低5,000AED(約15万円)の罰金を支払わなければなりません。
しかし、本規制が導入された後、個人のインフルエンサーのライセンスを負担するという名目でインフルエンサーを取りまとめるエージェントも立ち上がっています。
エージェントに所属するインフルエンサーについては、そのエージェントの顧客の広告宣伝のみを請け負うことが可能という条件付きで、個人のライセンスを持たなくとも活動が可能となっています(エージェントがNMCからライセンスを取得する必要があり、その値段は非公開となっています)。
従来、UAEでは、個人のソーシャルインフルエンサーが企業からの広告宣伝の案件を受託し、実施することが一般的でしたが、現状はそれらのインフルエンサーを束ねるエージェント等も増えてきており、企業がエージェント経由でソーシャルインフルエンサーに依頼をしやすい環境が整ってきていることも相まって、SNSマーケティングが盛り上がりを見せています。
前回の記事でも触れましたが、特に若年層が人口の多くを占めるUAE/中東市場では、こうしたSNSを活用したマーケティング活動等が(BtoC製品の場合は特に)重要になってきます。
ksnコーポレーションでは、中東諸国において最適なマーケティング方法のコンサルテーションや、ソーシャルインフルエンサー及びエージェントとのネットワークも有しており、日本企業様の技術や製品のプロモーションを実施する機会も設けることが可能です。
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