UAEが新型コロナウイルス関連の制限を緩和
2020年5月27日(水)より、UAEにおいて新型コロナウイルス拡大防止のために導入されていた移動制限及び経済制限の解除を発表しました。特に、一般人の外出可能な時間を従来の夜8時までから夜11時までに拡大し、ショッピングモールの営業可能時間も夜10時までと設定されたことで、これまで客足が遠のいていた外食産業やショッピングモールへの来客の回復が期待されています。(ただし、ショッピングモールについては、12歳未満の子供と60歳以上の大人については引き続き立ち入り制限の対象となる)
また、ドバイ経済開発省は、オフィスで許容される在籍率を従来の30%から50%まで拡大すると発表しており、より多くの従業員がオフィスに戻れることになりました。また、小売店等におけるショップスタッフも、従前の30%から70%まで増員を許可することが発表されており、より多くの来客に対応可能な労働力を確保できるようになっています。
その他、日本では未だに休業要請の対象となっている映画館等の娯楽施設や、フィットネスジムについても条件付きでの営業が可能になります。具体的な条件としては、フィットネスジムの場合にはジムの最大容量の50%を上限として、来客数を制限することや、軽度または中度の運動中にはマスクを必ず着用すること等といった条件が含まれています。映画館については、入館時に顧客の体温をチェックする、フェイスマスク着用を義務化すること、手指消毒剤が利用可能な状態にすること、座席数を最大時の30%とすること、4人までの家族は一緒に座ることが許可されるが、視聴者は社会的距離を開けて分散すること、等といった条件が含まれています。
国内の経済活動の規制緩和に加えて、ドバイ国際空港における帰国者と乗り継ぎの移動者の受け入れも開始すると発表されており、今後は海外からの訪問客数も回復してくると考えられています。
新型コロナウイルスの影響で観光や航空といったセクターが厳しい状況に陥っていましたが、徐々に経済活動の再開に合わせて、ビジネス機会も増加傾向に戻ると考えられます。
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