中東ビジネス最新情報 ・2019年1月18日

Dubai Tourism、H.I.S.と手を組み日本人観光客を呼び込みへ

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昨年10月Dubai’s Department of Tourism and Commerce Marketing(以下Dubai Tourism)は2022-2025ビジョンとして、2020年までに1年間あたりの旅行客数2,000万人を目標すると発表しました。
その計画の一環として昨年12月、Dubai Tourismは日本人旅行客に対しアラブ首長国連邦を旅行先として啓蒙する旨の覚書を株式会社エイチ・アイ・エスと締結しました。
Dubai TourismのIssam Kazim氏と、H.I.S.の代表取締役中森達也氏によって東京で調印されたこの契約は、日本の地域別プロモーションや主要都市店舗でのプロモーションを通して、UAEの旅行用品や旅行情報を提供する機会を増やし、日本人旅行客が現地で様々な体験ができるよう強化していくという概要です。
さらにこの覚書では”2019 H.I.S.おすすめの旅行先”としてドバイを奨励し、両者が相互協力することが見込まれています。
Kazim氏はこのパートナーシップについて「H.I.S.はドバイにとって日本の市場や積年の観光分野に通ずる大変重要なパートナーである。私たちは日本人旅行客数の成長は続くと見込んでいるので、H.I.S.との密接な協力関係を期待している。」とコメントしています。
一方中森氏も「2018年は日本からのドバイへの旅行客数は堅調に推移し、第3四半期の観光客数は2017年の同時期に比べ18%増加し、76,900人に達しました。女性や高齢者を含め日本人旅行者のドバイへの需要は高まり続けているので、Dubai Tourismと協力し国際的なマーケティング戦略を強固にし、さらなる成長を期待しています。」と意欲的なコメントをしました。

Dubai Tourismはさらに、旅行業者に課していた銀行保証付きライセンス料(300~1,800万円)を、各々の事業に再投資できるよう総額約74億円を解放すると発表しました。
これにより2,000以上の事業者が資金を得ることになり、またスタートアップ企業や中小企業をサポートするため規制を緩和する方針を取ることとしています。
こうした動きを鑑みDubai Tourismは、2022-2025ビジョンで目標としていた1年間あたりの旅行客数2,000万人を、2025年までに2,500万人へ上方修正しているとのことです。

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