■中東ビジネス最新情報 ・2022年2月17日
ドバイ、レジ袋の有料化実施を発表
近年、世界各国においてプラスチック製の使い捨てレジ袋の有料化や、部分的または全面的に使用禁止を実施している国が多くありますが、ドバイ首長国においてもレジ袋の有料化政策を2022年7月1日より導入すると発表がありました。この政策はドバイ全土の店舗で実施される予定で、商品を運ぶための使い捨てレジ袋1枚につき25フィルス（約8円）が徴収されることになります。ドバイ諮問委員会は、レジ袋有料化政策導入以降の消費者の行動状況を検討しながら、最終目標として２年以内に使い捨てレジ袋を完全禁止することを目標とし、それまで段階的に規制を強化していきたいと発表しています。また、同委員会の調査によると、調査対象の企業のうち、ドバイでビジネスを行っている企業の100％が使い捨てレジ袋の有料化または全面禁止を支持しており、住民の約85％もこの政策を支持しているとの結果が出ており、レジ袋完全撤廃へ向けた今回の政策に対する高い世論の支持が示されています。
ドバイ政府は環境保護や資源保全を強化するためのプロジェクトやプログラムに積極的に投資しており、こうした取り組みはUAE国家として定められた環境目標にも沿っていると言えます。これらの努力は持続可能な環境を提供するだけでなく、SDGsに沿った経済を導入していくことで、新たなビジネス創出の機会につながると考えられています。
ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、展示会出展のサポートといった支援をさせて頂いております。UAE及び中東地域への進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問い合わせください。
参照記事：
https://www.wam.ae/en/details/1395303018607 https://www.thenationalnews.com/uae/government/2022/02/07/dubai-to-introduce-charge-for-single-use-plastic-bags-from-july-1/
