中東ビジネス最新情報 ・2019年6月7日

ラマダンが終了しました。UAEでは大型連休に突入しています。

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先月9日に弊社ホームページ内に「新時代『令和』の幕開け。UAEではラマダンがスタートしました。」という記事をアップしました。
それから約1か月が経過した6月4日にラマダンは終了し、イード・アル=フィトルと呼ばれるラマダンの終了を祝う大祭となっています。
UAEは2019年のイード・アル=フィトルを公的セクターや教育機関は6月2日(日)から、民間セクターは6月3日(月)からと発表しました。UAEはイスラム教のヒジュラ暦を採用していますので、民間セクターは6月2日に休暇を取得していれば、最長9連休となる大型連休となっています。
JETROによると公共交通機関の営業時間延長や、ホテルやレストランのスペシャルパッケージの提供、一部ショッピングモールや映画館の24時間営業などが発表されており、お祭りムードに沸いているとのことです。

UAE各所ではイベントなども行われており、地元紙The National Web版はイブン バトゥータ モールで行われているディズニー映画「アラジン」をテーマにした子供向けのインタラクティブショーを紹介しています。
日本でも6月7日の公開を控えTVスポットCMを流している「アラジン」ですが、UAEでは5月23日に公開を開始しています。
同作の主演陣がロケ地にもなったジョーダンでプロモートを行った際は地元紙でも大きく取り上げられ、公開後も初日の感想記事などアラジンに関する話題は尽きないようです。
全体的には高評価がされている一方で、The Nationalのコラム「How the new ‘Aladdin’ stacks up against a century of Hollywood stereotyping-新しいアラジンはハリウッドのステレオタイプ化の世紀と比べてどうか」では、中東ならではの興味深い視点もあります。
アメリカ同時多発テロ以降のハリウッドでのムスリムの描かれ方や、今作での俳優陣のルーツについてなど、物語の舞台が中東周辺の作品ゆえに、彼ら自身が世界からどう見られているのかといった部分や中東国家それぞれのアイデンティティなど、外部からは見えにくい彼らの抱えている複雑な感情が見て取れます。

日本でも徴用工問題やレーダー問題に端を発する日韓の関係悪化や、米中貿易戦争に巻き込まれる形での関税の問題など、近隣諸国との複雑な感情が交錯しています。近隣諸国とはいえ国毎に文化も社会も異なるのは極東も中東も同様です。UAEは中東エリアの玄関口として機能していますが、中東での展開を考える場合、それぞれの国の市場にマッチングさせることも必要なことではないでしょうか?

ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEやアブダビ政府にも幅広いネットワークを持ち、UAE・中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、政府に対する働きかけのサポートといったご支援をさせて頂いております。UAEへの進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。



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