UAEの外国人向けビザと国際競争力
Array従前よりUAE政府は外資によるオンショア会社の100%保有を認める方針(UAEで新たな海外直接投資法(Foreign Direct Investment Law)が導入)を打ち出していましたが、それに付随する形で外国人向けのビザについても、10年間の在住ビザを導入することを検討していました。
UAE政府は2019年5月に20人のリサーチャー及び科学者に対して10年間のビザを発給し、また、2名のインド人企業家に対しても同様に10年間のビザを発給しました。
10年間の長期ビザの対象となる人材は、投資家、起業家、特別な才能を持つ人間、特出した学生の4カテゴリーが定義されており、各カテゴリーの要件は以下の通りとなっています。
こうして外国人に対して多様な機会を提供し、経済を活性化させているUAE政府の方針は世界的にも評価が高く、スイスのビジネススクールである国際経営開発研究所(IMD)が発表するIMD世界競争力ランキング(失業率、GDP、健康・教育への国の支出などのハード・データと、社会的結束や分離の度合い、グローバリゼーション、腐敗などのテーマに関する、経営幹部やマネジャーを対象としたアンケート調査からなるソフト・データの両方を、幅広く考慮したランキング)ではシンガポール、香港特別行政区、米国、スイスに次ぐ5位にランクインしました。
同じ中東諸国のカタールも10位、サウジアラビアも13位にランクインする等、各国ともに国際社会での競争力を向上させてきており、今後も海外からの直接投資を中心に経済が発展していくことが伺える結果となっています。
中東はUAEで2020年に万博、カタールで2022年にサッカーワールドカップが開催される等、国際的な催しも予定されている地域です。
ksnコーポレーションでは、現地政府機関との提携関係のもと、大手の国営企業や政府系機関等とのネットワークを有しております。また、EXPO2020(UAEにおいてドバイ万博2020の準備等を進めている省庁)の担当者とも良好な関係を構築しております。
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