「LEGO」中東初となるオフィスをD3にオープン!
Array2028年までにMENA地域の0~14歳の子供は1.25億人になると予測され、より多くの機会を創出し需要にこたえるため、おもちゃブランドの「LEGO」は2019年2月15日、中東初となるオフィスをドバイのデザインディストリクトに構えました。
オフィス自体は完全たるレゴ仕様で、ブロックでできた実物大のマスコットやジュエリー、植物などが展示されています。LEGOに夢中になっているのは子供や若い世代だけではなく大人も多く、熱烈なファンはドバイオフィスのオープニングに招待されました。
UAEではコレクターがコレクションにかける金額が他の地域よりもずっと高く、招待客の中には一カ月に約15,000~30,000円分のLEGOを購入しコレクションをほとんどコンプリートしている人もおり、あるスターウォーズシリーズは40万円以上にも上りますが投資する価値があると考えています。
LEGOは既に世界的な評価を得ていますが、LEGO中東のチーフは各市場によって嗜好が大きく異なると感じています。
中東・アフリカのGMを務めるJeroen Beijer氏も「子供はどこの国でも子供ではあるが、スターウォーズやニンジャゴシリーズが特定の地域で人気がある様に、地域によって売れ筋は全く異なります。ドバイは特に国際的な地域であるため、ローカルパートナーとのプレゼンスがあることがここでは非常に重要です。」と話し、大人気のブルジュ・ハリファのセットは、どのようにLEGOブランドが顧客基盤の異なる市場に対応していけるかを位置付ける試金石であるとしています。
LEGOの本格的な中東市場への参入は比較的最近で、2014年に初となる公式ショップがドバイのYas Mallに出来、それを皮切りに翌年からUAEやGCC諸国に拡大し、現在はクウェート、アブダビ、バーレーンを含む9つの実店舗が運営されています。
さらにドバイでは2016年にLEGOのテーマパークが開園、2017年にはLEGOホテルや中東初となるウォーターパークがオープンし、その人気と知名度を飛躍的に向上させ、さらに強固な地位を築こうとしています。
ユーロモニターインターナショナルによると中東の玩具・ゲーム小売市場は2018年に4,000億以上、2021年には5,200億円以上に上り、GCC諸国はその市場の大部分を占めるとしており、今後もドバイをハブとする玩具メーカーの中東進出は続くと見られます。
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