2019年に誕生するドバイの新名所
Array2018年のUAEのテーマは、UAE建国の父であるSheikh Zayedの生誕100周年を記念した「Year of Zayed」でしたが、2019年のテーマは「Year of Tolerance」となりました。
Toleranceは日本語では忍耐もしくは寛容という意味ですので、UAEが直面している油価の低迷に伴う景気の減速の影響をここからも見て取ることができます。
ただし同時にこれはこの困難を乗り越えていこうというメッセージであり、この状況からいかにUAEが立ち直っていくのかということが注目されます。
このように経済状況は良好ではありませんが、それを吹き飛ばし前向きに進むべくドバイでは今年もいくつもの新名所が誕生する予定となっており、そのいくつかを紹介していきたいと思います。
① Mohammed Bin Rashid Library
中東及び北アフリカ地域で最大の総合文化施設となるこのMohammed Bin Rashid Libraryは、現在建設工事が進んでおり、今年のオープンが期待されています。
7階建ての巨大な本の形をした建物には、およそ450万冊もの蔵書が収納される予定とのことです。
② Deira Night Souq
現在工事が進んでいる旧市街のPalm Deiraに位置するDeira Night Souqは、世界最大のナイトマーケットとして2019年のオープンが予定されています。
営業時間は日没から深夜となっており、数多くの小売店舗やレストランが軒を連ねるドバイの新名所となりそうです。
③ Dubai Arena
やや意外なことに、これまでドバイには(ドバイオペラを除くと)大規模なコンサートアリーナがありませんでした。
ドバイモールやブルジュ・ハリーファに近いCity Walk内に完成予定のこの屋内型施設であるDubai Arenaは1万7千人のキャパシティを持ち、多くのコンサートやスポーツイベント等が開催されることになりそうです。
これらの他にも、2019年には新たな大型ショッピングモールのCityland Mallや、UAE初進出となるマンダリンオリエンタルホテルなど、数多くの商業施設のオープンが予定されています。このようにUAE/ドバイは厳しい状況においても着実に前進していく姿勢を取っており、こうした姿勢がドバイを次のステージに押し上げていくことが期待されます。
ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEやアブダビ政府にも幅広いネットワークを持ち、UAE・中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介、政府に対する働きかけのサポートといったご支援をさせて頂いております。UAEへの進出や販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。