カタールのサッカーW杯、飲酒容認へ
2022年11月21日に、中東で初めて開催されるFIFAワールドカップがカタールの首都ドーハで開幕します。イスラム国家であるカタールは、基本的には国内における飲酒を強く規制しています。
一部、ドーハの高級ホテルのバーやレストランで外国人を対象にアルコールが提供されていますが、カタール国内にてアルコールを販売している酒屋はドーハ市内に1店のみ。
外国人専用のこの酒屋でアルコールを購入するにも、ライセンスを保有していない人は購入が出来ないどころか、入店も出来ません。
そのため、ワールドカップ期間中において、スタジアムにおけるアルコール飲料の販売が許可されるかという点については、世界が注目をしていました。
先日、FIFAはワールドカップ期間中において、ワールドカップスタジアムの敷地内及びファンゾーンにてアルコールを販売することを公式発表しました。
会場敷地内での販売は、試合開始前と試合終了後にのみ、入場券を持ったファンにのみ許可することとし、スタジアム内の売店ではアルコールの販売はされません。
1986年からワールドカップのスポンサーを務めるビールブランドであるバドワイザーは、試合前と試合後はアルコール入りビールをスタジアム敷地内及びスタジアム周辺にて販売する予定ですが、試合中のスタジアム内においてはノンアルコールのバドワイザーを提供する予定です。
カタールではワールドカップによる入国者数の急激な増加に備え、ワールドカップを前に、ドーハ国際空港を再開すると発表しています。2014年に現在のメインの空港であるハマド国際空港がオープンして以来、すべての民間航空便はハマド国際空港に移転され、空港としては運営が停止されていた状態であったドーハ国際空港ですが、9月15日からドーハ空港行のチケット販売が開始されました。
カタールは人口・経済規模でみると決して大きな市場とは言えませんが、一人当たりGDPは約7万ドル(日本は約4万ドル)と、非常に豊かで富裕層が多い国です。
カタールは、日本製の商品を購入できるだけの購買力を持つ層の人口が多い市場としては、中東地域では有望な市場であると考えられます。
ksnコーポレーションでは、ドバイ政府機関との提携関係の下、UAEや中東市場における各種規制の調査から参入戦略の立案、現地パートナー候補のご紹介等といったご支援をさせて頂いております。
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参照記事:https://www.thenationalnews.com/arts-culture/art/2022/08/18/giant-ring-surrounds-burj-khalifa-550-metres-above-ground-in-stunning-new-design/