ドバイ市政庁がドバイにおけるレストランの衛生レベル評価をアプリで公開
ドバイ市政庁はドバイ中のレストラン及び食料品店に対し、年間10万回に及ぶ検査を実施しており、各施設に対して衛生レベルのランク付けを行っています。地元紙によると、ドバイ市政庁はこの衛生レベル評価を同庁のアプリにて公開しはじめ、すべてのドバイの居住者や観光客がこの情報にアクセスできるようになったとのことです。https://gulfnews.com/uae/health/now-you-can-check-food-safety-ratings-of-dubai-restaurants-before-visiting-them-1.83787259
これは第15回ドバイ国際食品安全会議にて、食品安全部局のActing ManagerであるJehaina Hassan Al Ali氏によって発表されました。彼女によると、ドバイには合計22,000件の食品関連施設があり、その全ての施設の最新の衛生レベル評価がアプリ内で公開されているとのことです。この評価は店舗ごとの情報であり、例えばドバイに複数店舗を展開するチェーン店の場合でも、その店舗ごとの情報が公開されます。したがい、同じチェーン店であっても評価結果が異なることも当然あり得るということになります。
ドバイでは現在およそ100万の食品が当局に登録されており、年間約800万トンの食品が166か国から輸入されています。これに対しドバイ市政庁は年間平均でおよそ200万回の食品検査と10万回の食品取扱施設への立ち入り調査を実施し、食品の安全を守っているとのことです。
新型コロナウィルスの感染も落ち着き、海外からの観光客も戻りつつあるドバイでは、レストランが賑わいを取り戻しつつあります。当局がこうした規制の施行に力を入れるのは、ドバイにおける食品分野の有望性の裏返しと見ることもできます。
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