変わりつつあるUAE/ドバイにおけるオンラインショッピングビジネス
Array先進国と比較してやや遅れをとっていたUAE/ドバイのオンラインショッピングビジネスですが、昨年より大きな変化を見せつつあります。
その端緒となったのは昨年7月の、米amazonによるSouq.comの買収です。
Souq.comはUAEにおいてamazonと同種のオンラインビジネスプラットフォームを早くから立ち上げ、UAEオンラインショップサイトの先駆け的な存在でしたが、本家のamazonが5.8億ドルで同社を買収しました。
Dubai billionaire to take on Amazon and his extreme work ethic for his staff | News.com.au
画像:Noon.com設立会見の様子(出典:tahawul tech Webサイト)
これに続いたのが本記事にある「Noon」の設立です。
Noonはamazonと競合するオンラインショッピングプラットホームで、ドバイモールや世界一の高さを誇るブルジュ・ハリファなどを手掛ける国営企業Emaarの会長肝いりのプロジェクトとして昨年9月に立ち上げられました。
Noonはその創業にあたり10億ドルの資金調達を行ったようです。
このように世界に比べやや遅れをとっていたUAEオンラインショッピングビジネスですが、こうした相次ぐ大手企業の参入により、今後市場規模が膨らんでいくものと考えられます。
通常の商品輸出・販売では代理店探索が必要などハードルのあるUAEですが、オンラインショッピングについてはそのオペレーションを代行会社に委託するなどすれば比較的容易に市場参入が可能なため、これは日本企業にとってのビジネスチャンスの拡大を意味するとも言うことができます。
今後はオンラインショッピングにてテストマーケティングを行い、その後代理店と契約をして本格的に市場参入をするという流れも出てくるかもしれません。
ksn Research & Consultingではこうした市場参入戦略の立案から市場調査、代理店のご紹介といったご支援をさせて頂いております。
UAEへの販路開拓にご関心をお持ちの企業様がいらっしゃいましたら、是非お気軽にお問合せください。